テレビ、「はぐれ刑事純情派」が今年4〜6月で最終回を迎えるという。18年間もやってたんだ。私はあまり見ないが、老父が楽しみにしていたのでがっかりするだろうな。

だがこの物語の中核である、妻に先立たれ、生さぬ仲の娘を2人いつくしみ育てながら、市井の事件に立ち向かう安浦刑事のイメージは最近、薄れつつある。今、安浦さんは71歳、娘は38歳と32歳。これじゃただのパラサイトシングルである。最終回やむなしというべきか。

ところで娘役の1人小川範子ちゃん。13歳の時、あの伝説のお昼の帯ドラマ「愛の嵐」に主人公の少女時代の役で出演し、注目をあびた。彼女の才能とかわいらしさは、当時の宮沢りえや後藤久美子となんら遜色はなく、うまくトレンディドラマや良い番組にあたれば充分大スターになれる資質を持っていた。

なのに彼女は「はぐれ刑事純情派」を選んだ。まるで、美人で頭のいい女の子が、地味な地元の信用金庫に就職したようなものだ。

この番組に出ると、なぜか地味オーラが身につく。加藤茶も、マチャミもケイン・コスギもトキオの城島も、番組の中では妙に地味だった。そして地味オーラがたっぷり身についた範子ちゃんは、とうとうブレークすることはなかった。

その代わり、居心地は良かったのだろう。範子ちゃんは、18年前、番組開始時の14歳のままの雰囲気と笑顔を持っている。まるで真空パックされているかのように。

真空パックから出た範子ちゃんは、これからどうなるのか。「愛の嵐」ファンだった私は、妙に気になって仕方がないのだ。

 

のりちゃん