老父の白内障がひどくなったので、「泥棒を捕らえて縄をなう」と、笑われそうだが、目に良いといわれるブルーベリーを買いに出かけた。

あいにく本物のブルーベリーは見つからなかったが、ドライフルーツになった分とジャム、そして薬局でサプリメントを買って来る。

何しろ父の唯一の趣味は、憤慨する口実を与えてくれるテレビのニュースや討論番組を見て、一緒に文句をたれる事。そのテレビが見られなくなるのは忍びない。

さて、そんな昭和一桁世代の父は、ほりえもんのファンである。この世代はなぜか団塊の世代をはげしくきらい、若いもんを応援したがる。上と下に挟まれ、ベビーブーマーも大変だ。

ニッポン放送の亀淵社長は、団塊の世代に入るのかな。最近のテレビニュースで、この人のニュース映像を見るたびに感慨にふける40代後半〜50代の方は多いのではないか。

’70年代、ニッポン放送「オールナイトニッポン」の創生期、カメカメ&アンコーは、一世を風靡した。今でいえばカリスマDJか。そのカメちゃんが今の亀淵社長、アンコーさんこと斉藤さんは、「オールナイトニッポン エバグリーン」で司会をしておられる。

進取の気風あふれる亀淵さんだが、現在は責任ある社長の立場。フジテレビとの長い信頼関係もある。既得権益に固執する老害と、若いIT世代に挟まれて苦しそうだ。カメ&アンコーのラジオを聞きながら受験勉強をした、40〜50代のサイレント・マジョリティーはみな、亀淵社長に同情的だと思う。ほりえもん、ちょっと苦しいかも。

 

このせめぎ合い、最終的にはどうなるのか「泰山鳴動して鼠一匹」そして誰かが漁夫の利を得るような悪寒が・・・・・。

 

サッカー


ザ・フォーク・ソング・アンソロジー〜オールナイト・ニッポン篇〜