テレビNHKの受信料不払いが、あいかわらず、続いているようだけど、なんかスッキリしないなぁ。

不払いで収入が減った分は、社員の給与削減と制作費削減でしのぐらしいが、そんなことしたら社員のモチベーションは下がるし、制作費が減ればそれだけ番組の内容も下がる→魅力的な番組が減る→不払いが増える・・・の悪循環になってしまう。恒産なきもの恒心なしだ。

まず、本当に今のNHKの現状を憂いて、「ワシは金輪際NHKは見らん!」と啖呵を切り、有言実行した人がどれ程いるか。実際は、スキャンダルを口実に受信料支払いを拒否して、ほんとはチャッカリ見ている、そんなフリーライダーが、多いのではないだろうか。でもそれを見分ける方法はない。

受信料を払っている人も、別にNHKがどうしても見たいわけではなく、ただ目くじらたてるほどの金額でもなし、集金人とトラブるのもめんどいし・・・てな感じで、なんとなく口座振替にしたまま、あるいは集金されるまま、これがサイレント・マジョリティーの実態だと思う。

だいたい受信料未払いに、罰則規定がないのがおかしい。だからすべてが曖昧なまま、フリーライダーのいいようにされている。

いっそイギリスBBC放送みたいに罰金を設けたらとも思うが、それだと「送りつけ詐欺」の手口みたいで、ほんとにNHKを見ない人にとっては迷惑な話だ。電波を勝手に送っておいて、払わない奴は罰金をとるなんて。

ここは技術の力で、受信料を払った世帯にだけ、見られるようなシステムを開発すべきだろう。技術的にそんなに難しいことではないと思う。だが、つまらない番組が多くなれば、当然払わない人も増えてくる。諸刃の剣だ。

私はNHKの番組が好きである。確かにダサいのもあるが、それは、勉強の出来る女の子が、おおむね化粧やおしゃれが下手なのに似ている。

これからもNHKは、ドキュメンタリー、社会派番組、ニュース等、王道を歩んでほしい。もうすぐプータローになるわが身だが、受信料だけはキチンと払うつもりだ。

 


NHK王国 ニュースキャスターの戦場