庭

中島らも、林真理子、浅田次郎。 さて、この3人に共通するものは何でしょう?

いずれも優れた作家でありエッセイストだが、同時に巨頭である。あ、比喩じゃありませんよ、つまり頭が大きいってことです

実は私も頭がデカイ。

ああそのために、子供のころからどんなに悩んだことか。小学校の時は「仮分数」とあだ名をつけられ(今考えると知的なネーミングだ)運動帽は常に、Lサイズだった。

巨頭はどうしても太って見える。かといって痩せると、頭がよけい目立ってアンバランスな火星人になる恐れが。つまりダイエットも意味がない。痩せても地獄、太っても地獄の世界なのだ。

まだしも男のでか頭は、頼りになる大物ってイメージだが、女の場合は、百害あって一利無し。

どんなにおしゃれをしても頭がデカイと垢抜けない。だから髪はショート、首元はすっきりしたもの、ハイネックは着ない等、色々工夫してアンバランスにならぬよう気を使う。帽子なんて小学校の運動帽以外かぶった事がない。だって素敵な帽子を見つけても、サイズがないのだ!

さて、浅田次郎氏のエッセイ「勇気凛々ルリの色 福音について」。この中に、氏がシチリアの避暑地のブティックにて、帽子を買うエピソートがある。これが泣かせるいい話なのだ。巨頭でお悩みの方はぜひ読んでほしい。実は私も思わず涙ぐんでしまった。そして、行ったこともないシチリアが第二の故郷のように思えてきた。

この気持ち、小顔の人にはわからないでしょうね。

 

  


勇気凛凛ルリの色―福音について