ある活字中毒者の日記

       神は細部に宿る

2005年06月

竹林←昔、地震が起きたときは竹林に避難しろと教えられたことがある。しっかり根付いているから揺れに強いんだと(ほんとかよ)

な訳で意味もなくアップ。

最近、嘉門達夫を見ないなぁ。神戸の大震災の時の、マスコミの酷い報道を取り上げた歌「怒りのブルース」は良かった。

無神経な報道、非常識なインタビューをするマスコミを一つ一つ挙げて、忘れんぞ、忘れんぞ、と叫ぶ。例えば、

「〜白髪のニュースキャスター、焼け跡をバックに まるで温泉のようです〜♪」

ある時、このニュースキャスターはテレビ番組の中継で、コートの襟を立て、震災後の荒廃した長田区をさまよい歩いていた。心底腹が立った。「おいおい、何ナルシストにひたってるんだ!」

マスコミ被害というのも、これから考えなければ。ヘリコプター禁止とか出来ないかな。(え、報道の自由ですかそうですか)

さて、わが家の近所は年寄りが多いので、もし大地震が起きたらまず彼らの救出や手伝いをせねば。いや別に私は善意の人間じゃないです。ただ若いもんが少ないから(実質若くはないのだが)まあ、守るべき資産もない身軽な女だから、こんな時こそお役にたたなくちゃ。

 

 

 

 

 

最近、本も出版された人気の「コーギーBLOGfro12によると、はる主人、今年は自分のクーラーを手に入れたようだ。良かったね。これで勉強もはかどるでしょう。

去年の夏、コーギー犬のはるさんの部屋にはクーラーがあるのに、主人の部屋にはエアコンが無かった。その時のはるさんのようすがこれ!もう両手をぶるんぶるん振り回したくなるほど可愛い。

そして誕生日を迎え、最近とみに女らしくなった。なぜはるさんはこうも可愛いのか。犬を飼っているブログは他にもたくさんあるし、いずれ劣らぬすばらしいワンちゃんばかりだが、はるさんはどこか他と違うのだ。

つらつら考えてみるに、それは主人のはるさんに対する押付けがましくない愛情のせいだと気づいた。

ペットのブログって時に「うちのワンちゃんはねぇ〜」的な親バカ的ニュアンスを出してるときがある。もちろん、それはほほえましいことなんだが、度を過ぎると所有者特有の傲慢さというか、アップされた可愛い犬の写真の中に、鼻の穴をふくらませた飼い主の得意顔を想像し、「勝手にすれば〜」なぞ思い、その犬との間に距離感を感じてしまう。

でもはる主人には、そんな我欲が感じられない。変な言い方だが、犬の人生を尊重しているようだ。あくまで淡々と接している。名前を呼ぶのに「はるちゃん」でも「はる」でもなく、さん付けであること自体、君子の交わり水のごとくのような、(年取るとすぐ格言が出てくる)潔さを感じるのだ。そんなはるさんだから、何の距離感を感じることなく、他人の私たちも素直に両手を広げ、抱きしめてあげることが出来るのだ。

もちろん主人は深い愛情を持ってはるさんを育てている。つやのある毛並み、輝く目、健康な口元を見れば一目瞭然だ。

さて、今年より大学院生として、30歳を過ぎて若い人たちに混じりハードな勉強をしているはる主人。偶然とは言え、出会うべきして出会った人と犬。人生の旅はこれからも続いていく・・・。

 

   

 
はるさんマイラブ―離婚したので犬を飼うことにした
はるさんマイラブ―離婚したので犬を飼うことにした

以前スキューバダイビングをやっていて、気がついたことがある。それは、男性のエア消費の早さだ。通常200気圧ぐらいの空気をタンクに充填するが、0273個人差があっても、たいてい男性の方が早くエアがなくなる。ある時など、私の残圧はまだ90気圧なのに、バディ(安全のため一緒に潜るパートナー)はもう残圧50を割っていて、こっそりエアを分けてあげたりしていた(ホントはいけないらしいけど)。

そんな時つくづく、女の体は燃費の良い軽なんだなぁと実感する。もし決められた量のエアを与えられて、どれだけの距離進むことが出来るか競争したら、たぶん男は負けるだろう。

節約型の女性に比べ、燃費が悪いスポーツカーである男性は、今、沈滞した不況の世の中で、薄い空気にあえいでいるような気がしてしょうがない。

 

さて、イラクで拘束された斉藤昭彦氏の死亡はほぼ確実のようだ。自衛隊の空挺団、そしてフランス外人部隊・・・・・。よりによってそんな過酷な人生送らなくても、、と凡人は思うのだが、彼にはこの生き方しかなかったのだろう。きっと狭い日本で、エア切れに苦しみ、エネルギーを持て余し、止むに止まれず外へ飛び出したに違いない。

厳しい戦地において、彼は平和な日本をどう見ていたのだろうか。もし生還できたら聞いてみたかった。

   


パイナップルARMY (Operation 1)

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