先日、久しぶりにDVDで『ユージュアル・サスペクツ』を見返した。
このサスペンス映画を初めて観た時の衝撃は忘れない。
友人に、『絶対面白いから!』と勧められて観たのだが、騙される悦びというか、まんまと罠にかけられたくやしさの入り混じった快感にひたすら酔ったものだ。
2回目からは最初ほどの衝撃はないが、伏線を検証する、あら探しの楽しみが残っている。そこでまた「そういう訳だったのか〜やられた!」と、改めて納得するのである。
さて、それにしてもこの題名、『ユージュアル・サスペクツ』
このやる気のなさは、一体何なんだろう。
この作品には、ベニチオ・デル・トロやケビン・スペイシーなど、今をときめくアカデミー俳優が出演しているが、上映当時はほとんど無名だった。
だったら尚更、客を惹きつける邦題を考えればよいものを。これじゃよほどの映画通しか見にこないじゃないか。
ふだん映画をあまり見ない人にこそ、この作品で、嵌められる快感を味わって欲しかったのに・・・。
映画関係者が考えてくれないのなら、よし私が考える。ネタバレしなくて、且つ内容がイメージできるようなものと・・・。
「常習犯たち」
「保釈人の証言」
「悪魔のような男」
「悪魔が殺しにやって来る」
「昔はロン毛だったのに」
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やっぱ「ユージュアル・サスペクツ」でいっか。