オフィス「オーガスタ」という音楽事務所がある。

時流に乗った、ずいぶんマーケティングリサーチしたんだろうな〜、と思われる音楽が溢れる中で、ここの事務所のアーティストたちは、あくまで自分流を貫いている。スガシカオ、元ちとせ、山崎まさよし・・・・。

その中でも特に、規格外商品だなぁと思わせるのが、山崎まさよしだ。

初めて有線で彼の「One more time One more chance」を聞いたとき、そのメロディと、あくの強い、鼻にかかった声が耳を離れなかった。初めて聞く、日本の規格をはみ出した、無国籍風の楽曲。

南米のフォークロアのようでもあり、スペイン風でもあり、中央アジアの風景にも溶けあう。放浪する吟遊詩人のような独特の魅力が彼にはある。

世の流行と全く逆行する、無骨ともいえる音楽スタイルだが、その姿勢に惹かれるのか、スマップなども彼の楽曲を歌っている。

さて、私の周りの友人に、山崎まさよしは人気がある。いずれもワガママで、たくましい女ばかりだ。ふだんは韓流スターや、ジャニーズ系など目もくれない彼女たちが、家でしみじみと山崎の音楽に聞き入っている姿は、想像するに微笑ましい。

彼はこれからもギター一本で、しるべなき旅を続けることだろう。

One more time,One more chance/妖精といた夏