灯り民話やおとぎ話というものは大体ワンパターンでお決まりの勧善懲悪が多い。でもそのマンネリズムの心地よさのせいか、繰り返し繰り返し長い間、子ども達に愛されてきた。

昨日見た映画、『チャーリーとチョコレート工場』
これもその例にもれず、こまっしゃくれたガキは凝らしめを受け、清く貧しく美しい少年に幸運は舞い降りる。

でもなぁ、何しろティム・バートンとジョニー・デップのコンビだから、もっと違ったオチを期待していたのだ。確かに映像は美しかったが、ひねたオバサンとしてはいまいち物足りなかった・・・。

さて、この作品では、クリストファー・リーがジョニー・デップの父親役で良い味出している。御年83歳になられるこの方、最近大車輪で活躍しているなあ「ロード・オブ・ザ・リング」しかり、「スター・ウォーズ」しかり。どちらも体を張ったアクションをこなしているのが驚異だ。

初めてクリストファー・リーの名を知ったのは幼稚園の頃か。日曜洋画劇場でハマーフィルムの「吸血鬼ドラキュラ」を見、その恐ろしさに縮み上がったものだ。日本の妖怪やお化けとは違う、品のあるドラキュラ伯爵の風貌に敬意を覚えつつも怯えていた。

氏はその怪演のせいで、キャラクターが固定されてしまったのか、その後はあまり良い役に恵まれなかったようだ。だから最近の活躍はとてもうれしい。何だか若い時より今の方が伸び伸びしているように見受けられる。

人生の始まりの時期に出会い、そろそろ黄昏に向う時期に再び出会ったクリストファー・リー。いつまでもお元気で。