ジュード・ロウ"nice 2 meet u"
上記の言葉は、
今日DVDで、「クローサー」という映画を観た時出てきたチャット上の挨拶文だ。イギリスにもいわゆる「2ちゃん用語」みたいなものがあるのだろうか。
そして、ネカマになってチャット相手である脂ぎった医師を興奮させているのが、あの美形だった(過去形)ジュード・ロウである。

マイク・ニコルズ監督のこの映画、あまり評判は良くないようで、ネット上でも「意味不明」「後味がすっきりしない」「ナタリー・ポートマンはストリッパー役なのに脱ぎっぷりが悪い」等々散々な言われようだが、私自身は大変面白かった。

監督は元々「卒業」や「愛の狩人」など、のっぴきならない男女のセックスにおけるドロドロを描いてきた。この作品もそうだ。
またいわゆる“脱ぐ”シーンは全然ないのに、セリフでばんばん卑猥な言葉をいわせる所も舞台出身らしい。字幕だとその面白さは伝わりにくかったかも。

それにしてもジュード・ロウである。「ガタカ」や「リプリー」では、この世のものではない神々しさだったのに、この作品の彼は、おでこは後退してキューピーみたいだし、なんか情けない若オヤジになっている。面差しに若き頃の美貌が残っているだけになおさら見ていて辛かった。
今30代前半か、微妙な年齢だ。どうかこの時期を乗り越えて、渋い中年親父になってほしい。

・・・そして、この作品をみて思った事。
女は浮気をしたら、その事実は絶対秘密にする事。
「愛しているからこそ本当のことを知りたいんだ」という彼の言葉にうかうか乗ってはならない。ま、そんなこと大半の女性は充分承知していると思うが・・・。