昨日の日曜日、NHKの大相撲にて、あのデーモン小暮閣下が解説をされた!
テレビを見た視聴者からは「大変面白かった!」「また呼んで欲しい」との要望が殺到しているとの事。ああ、ビデオ録画するんだった・・・・・。

閣下の尋常ではない相撲知識はつとに有名で、本物の力士でも、かなわない。何しろ300年も相撲を見続けているのだから。

何年前だったか。あるラジオ番組で、北尾(元横綱、双葉黒)が横綱に昇格した時、閣下は大変憤慨していた。優勝経験のないあいつを横綱にするなんて・・・・と。
やがて閣下の言うとおり、脱走事件を起こして廃業した北尾を「そら見たことか」とせせら笑いをしたのが忘れられない。さすが悪魔はすべてお見通しなんだ。

一度、閣下のミサに参加した事がある。正直、日本で閣下以上の歌唱力のある人が何人いるだろうか、と思うほどの実力あるボーカルであった。特に高音の伸びが素晴らしい。
もし閣下が悪魔ではなくて、普通の人間に生まれてきたら、きっと偉大な歌手になっていたであろう。なまじ悪魔に生まれてきたために、愚民から「色物」に見られてかなり損をしていると思う。

さて、今相撲人気の凋落が色々言われているが、閣下のように本当に相撲を愛し、且つ知識のある相撲ファンもいる。そして本当のファンは、外国人がどうのこうの、なぞとつまらぬ事は言わない。
少なくとも私の周りの相撲ファンは、本当に良い取口の相撲が見たいだけなのだ。外国人力士が増えたから・・と言っているのは、案外あまり相撲を見ない人たちではないだろうか・・・・。

ああ、それにしても閣下の解説聴きたかった。多忙な悪魔のことだから、今度テレビに出てくれるのは、1000年後ぐらいだろうか・・・。