先日、FMラジオの音楽番組に、ギタリストでプロデューサーでもある野村義男氏がゲストで出演していた。

その番組では、ゲストの愛聴している名盤を紹介しているのだが、彼の好きな音楽が、まるで自分と同じで、思わず「お前は私か!」と突っ込みながらも、久しぶりにラジオの音楽を堪能した。

山下達朗、Char、ジェフ・ベック、キッス、マイケル・ジャクソン、ビージーズなど。

特にマイケル・ジャクソンの名盤「オフ・ザ・ウォール」を称賛しているのには、さすがよっちゃん!と感激した。

大抵の音楽通でも、マイケルの代表アルバムを『スリラー』と信じ込んでいる。なんと愚かな事か、あれはただのダンスミュージックである。
「オフ・ザ・ウォール」こそが、ソウルの名盤なのだ。

さて、かつてはたのきんトリオのよっちゃんも、42歳。自分も年をとる訳だ。でもロックへの情熱は消えていない。

リアルタイムの今のロックも聴いているし、ライヴにも行きたい。でも。

長時間のオールスタンディングはやはり辛い。ライヴ中は、麻痺していて感じなくても、3日後あたりにどっと疲れが来るのが悲しい。

夏フェスにも参加したいと思うのだが、あの暴力的な日差し、熱気を思うと二の足を踏んでしまう。

思うに、70年代ロックの洗礼を受けた、中年ロックファンは潜在的に多いはずだ。

そんな人たちが、気後れすることなく楽しめる場はないものかどうか思案に暮れるのだが、一つ期待していいことがある。

以前何かのアンケートで、団塊の世代に「定年後やりたいことは」の問いに、「音楽をやりたい」と言う人がかなり多かったのだ。

彼らはビートルズ世代。日本の社会を牽引してきたおにいさん、おねいさんたちに頑張ってもらって、ロックの世界でも道標を作ってもらおうなどと、他力本願的な思いをしている。