先日、職場の友人が、九州国立博物館の『若冲と江戸絵画』げを観に行った。

その翌日の会話。

こぢ『あの象と牛の屏風絵、良かったやろ』
友人『へっ、そんなのあったっけ。それより、あの群青色の川を扇子が流れているのが良かった』
こじ『あれ、そんなん知らんよ。それよか孔雀の尾の長い奴、好きやったあ』
友人『そんなのなかったよ、あ、達磨図が迫力あった』
こぢ『だるま、あったっけ〜』

あとで調べたら上記の作品は、前期後期ともちゃんと展示してあったのだ。

まったく好い加減と言うか、自分の好みのものはしっかり見るが、そうでもないのはあっさり忘れている。薄情な奴だ。

さて、九州のプライスコレクションも3月11日まで。なごりに、もう一度観に行く。

平日の寒い日なのにお客はかなり多い。人の頭の間から作品をのぞいていたら、後ろの方で関係者らしきスーツを着た男性が2人、話している。
『いやぁ、このプライスコレクション、大成功ですなぁ』
『京都から引き続いてこれですからね』

壁に耳あり、障子にブロガー、人の多い場所で、あまり仕事の話は、しない方がよろしいかと・・・。

さて、今回は若い観客が目につく。3月で学生が春休みに入っているせいだろうか。カップルも多い。

そしてこのカップル(学生も熟年夫婦も)だが、女性が質問し、男性が答える場面にしばしば出くわす。

女『ねぇ、どうして○○は○○な絵を描いたの?』
男『それは○○だからだよ』
女『へぇ、そうなんだぁ〜』

男の方は明らかに嘘八百というか、てきとーな事を言っているのに、女は感心してうなずいている。

これが上手く行くコツなのか。

そういえば若い頃、デートで美術館などに行っても、彼に質問したことなんてなかったなぁ。

ちょっぴりほろ苦い気持ちで、江戸絵画に別れを告げ、表に出ると、空を名残り雪が舞っていた。

き