気温35度の真夏日。

寄りによってこんな日に、再上映館で、中国映画、『王妃の紋章』と『ラスト、コーション』という、なんとも濃い作品を2本も観てきてしまった。暑苦しいことおびただしい。

『ラスト、コーション』は前に何度か観たが『王妃の紋章』は初めて。

色々なユーザーレビューから想像するに、きんきらきんに派手に贅をつくし中国得意の人海戦術でやたら人がわらわら出てくる無駄に金のかかった作品だろうと思っていたらまさにその通りだった。

特に大軍の戦闘シーン。あのびっしり画面を埋め尽くした兵士たちはCG処理なのか、人件費が低い利を生かしたエキストラなのか謎だ。

それと気になるのが女性の胸。王妃から側女までやたら胸を寄せて上げている。これは監督の趣味か?

yoseteageteまぁここまで予想通りだと、いっそ清々しいというもので、この絢爛豪華な昼ドラを楽しんだ。

そうこれは、やたら金のかかった、家庭内紛争の話なのだ。

王妃である継母と息子の不倫、王の過去と女、息子たちの確執・・・。

重陽の節句に王家の家族が集まるという設定も、お盆に久しぶりに家族が集まりやがて、争いが始まるのに似ている。

しかし夫婦喧嘩、兄弟喧嘩の巻き添えで、多くの兵士や部下が死んでいくのは何とも気の毒である。

それにしても名監督チャン・イーモウは、なぜこんな作品を作ったのか。

どんなに見かけは美しく絢爛豪華でも、中身は腐っている王家を描くことで彼は何を訴えたかったのだろう。

ところでチャン・イーモウは、このたびの北京オリンピックでの開会式、閉会式の監督でもある。

むう、確かにこの映画でも、最後の戦闘シーンなどまるでマスゲームのようだったし、中国の底力を感じるなぁ。

故宮ならぬ鳥の巣スタジアムでは、どんな絵巻物が繰り広げられるのか。

きんきら