伊坂幸太郎まつり続く・・・・。

フィッシュストーリー』という映画のDVDを観た。

女子高校生〜原作は伊坂氏の短編で、今年の3月ごろ映画館上映されていたのだが、私の住む地方ではやってなかったのだ(文化の砂漠)。

原作も読んでいないのに、安易にDVDで済ますのは如何なものかと思いつつ、面白そうだったので見てしまった。

内容は、2012年、彗星が地球に衝突するまであと5時間・・・。
廃墟と化した街で、一軒だけ開いているレコード店。
店長が廃盤となったあるレコードに針を落とすと、物語は過去に深く潜っていく。

正義の味方くんそして、1975年、早過ぎたがために売れないパンクロッカーたちが挑んだ最後のレコーディング、1982年、気が弱く苛められてばかりの大学生が、初めて勇気を奮い立たせた時、2009年、フェリーに取り残されてしまった女子高校生と、不思議なシェフが、シージャックに遭遇して・・・・。

やがて、それぞれの出来事の積み重ねが、地球を救う!

いやぁ、すごく面白かった、楽しかった!

それぞれのエピソードを織り込みつつ、クライマックスに向かって収斂していくさまは、いかにも伊坂作品だが、決して散漫な感じは受けなかった。とにかく登場人物が魅力的で、それぞれの人生愛すべき人たちなのだ。

冷静に考えれば、壮大なるホラ話、大げさなこじつけ話だが、そう思えないのは、それそれの時代の、彼ら彼女らが、今この時を、真摯に生きているからだろう。

どのエピソードも面白かったが、特に印象に残ったのは、2009年の「正義の味方になりたい」というシェフ。あの独特の存在感とアクションの美しさは心に残った。

また1975年のパンクロッカーたち。ファッションセンス良過ぎ。当時あんなおしゃれなロッカーなんていなかったよ。

ああ、それにしても、地球滅亡まであと5時間だというのに、レコード店でまったりと、セックスピストルズの「マイウェイ」を語っていた店長と客。
あんたら最高だよ。そんな終末の過ごし方も悪くないな。

フィッシュストーリー [DVD]
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