美しさ無限大マイケル・ジャクソンの映画『THIS IS IT』も、鑑賞4回目となると、現金なもので物足りなさを感じるようになった。

それはそうだろう、これはあくまでライブのリハーサル映像を編集したものなのだから。ボルト選手の練習風景よりも、実際の100メートル決勝を見たいのと同じだ。

でもそれが叶わぬ夢であれば、せめて輝いている彼の姿をこの目に焼き付けたい。

さて、私は今までマイケルに対して生身の男の色気というか、エロティックさを感じたことがなかった。
股間鷲づかみパフォーマンスにしても、いやらしさを微塵も感じさせないのは、彼の人徳かそれとも、あまりにハイパー化されたキャラのせいか。

華のある男だがこの『THIS IS IT』のマイケルは違う。なぜか“男”を感じるのだ。
それは特に女性と絡むシーンで顕著だ。

たとえば『The way you make me feel』という曲の中で、マイケルは通りすがりの美女にからむパフォーマンスをするのだが、その時の彼が妙にエロチックで、ちょい悪オヤジ全開といった風情なのだ。
女性ダンサーの太ももにさわったり後ろからそっと抱きしめる仕草も生々しく、当たり前だが、ああマイケルも熟年男なんだよな・・・・としみじみ感じ、なぜか嬉しかった。

それと前回も書いた『キャント・ストップ・ラヴィング・ユー』のシーン。
マイケルは女性ボーカリストに熱心に指導するあまり、抱きしめたり胸に触りそうになって、思わず見てる方はひやひやした。

彼の愛情の表れなのだが、逆にその愛情過多が、あらぬ噂や誤解を招いたのかなと思うとなんとも切ない。

全体的に、マイケルは男性への指導は淡白だが、女性に対してはとても極め細やかに対応しているようだが、やはり熟年男だから?

今までのハイパー化した中性的なマイケルも好きだけど、熟年エロオヤジ路線のマイケルも見たかったなぁ・・・・。

リーダーは僕さ