スキー&スノボ平昌オリンピックの興奮も薄れてきた今日この頃だが、私が一番面白いと思ったのが、スノーボードとスキー、両方で金メダルを取った選手がいたことだ。

チェコの22歳の女性、レデツカさんは、元々スノーボードパラレル大回転の選手なのだが、なぜかスキーのアルペンスーパー大回転に出場し、あっさり優勝してしまった。

もちろん本命のスノボでも優勝、史上初のスノボとスキー二刀流の金メダルとなったのだ。

私自身、スキーの経験はあるが、スキーとスノボは相当違うぞ。

道具や、体の動かし方、体重のかけ方なども全然違うのに、レベツカ選手はどんなトレーニングをしたのだろうか。

今はどうか分からないが、昔、私がよくスキーに行っていた頃(バブル前後)は、スノボの黎明期でもあり、スキー場によってはスノボ禁止などがあり随分苦労していたと思う。

しかし我らスキーヤーは、スノーボーダーに同情することもなく、彼らとの間には、ケンカ腰というか、ピリピリした緊張感があった。いわば壁があったのだ。

少なくともスキーヤーとスノーボーダーが一仲良くしているのを見たことがない。

だが当時、蛍光色やパステル調の、派手な色のスキーウェアに比べ、渋い色合いで、ダボっとしたデザインのスノボウェアはとてもカッコよく見え、羨ましかったものだ。

そんなわけで、レデツカさんの功績は、日本でいえば、柔道の金メダリストが、レスリングでも金を取ったようなものか。

軽やかに、壁を乗り越えたレデツカさんと、彼女の決断に賛同したチェコに、清々しい風を感じた。